もしカウンセラーが支配者だったら?

日頃のお悩みや疑問に、リベレスタスタッフが心に聞きつつ、いろんな角度からお答えします。意外なヒントが見つかるかも!?

〈今回のお悩み〉
こんにちは、ナギズムをいつも楽しく拝読しております。以前から疑問に思っていた事なのですが、FAP治療者の中には支配者タイプの方はいないのでしょうか(虚無と光の人のみが治療者なのでしょうか)?支配者さんが支配を切る治療をするのも変だとは思うのですが、援助職の方にも支配者は多くいるという話を聞きましたので気になりました。またFAP療法のカウンセラーが支配者であっても治療の効果はあるのでしょうか?よろしくお願い致します。(ペンネーム・えるりぼん)


しき

私見ですが、支配者の理論って「人類皆友ではない」ということに尽きるかなと思うのです。薄々わかっていたけど認めにくいこと….”どんな人でも話せば分かってくれる”なんて言うことは本当はありえない、ということ。前提にある価値観が違いすぎて、残念ながら、本当に話が通じない人は確かに存在します。そのような人たちに接した時に「(話せば分かるはずなのに)どうして分かり合えないのか」と苦しくなったり、「どうして私を傷つけるのか、私が何をしたというのか」と出口のない被害者意識で苦しまないための理論ではないかなと思うのです。

そういう意味では、援助職にも、いろんな価値観の人がいます。これはFAPのカウンセリングに限った話ではありません。

そもそも心理職に就く人ってちょっと特殊です。まず健康な人の多くは、他人の悩みにそれほど興味がないです。その中でわざわざ援助職になるのは、人格者か、当事者か、変わり者か、その全部か。人格者のカウンセラーにも当事者のカウンセラーにも、変わり者のカウンセラーにもそれぞれ良さと悪さがあって、いろんな人が援助しようと色々な角度で頑張っているわけですが、その中には相談者と価値観があまりに違いすぎて共感し合うことが不可能な人も当然いるのではないかと思います。例えばカウンセリングという名のもとにクライアントに説教をすることが人助けになっていると感じている人もいるでしょう。そんな自己満足的なカウンセリングも、ご本人に悪気はないため、話しても分からない…ということになってしまいそうです。

援助職も人間ですから、そのキャラクターは様々です。そして多くの心理療法が治療者との信頼関係を必要とする以上、会話をしていて不快になることが多かったり「このカウンセラーは支配者ではないか?」と不安になってしまうような相手であれば、考え直しても良いのではないかと思います。FAPでもその他でも、その部分に例外はないかと思います。

もし、身近な援助職の方に不安を感じるようなことがあれば、その不安の原因について、ぜひ心に聞いてみてください。えるりぼんさんが、安心して治療を受けられ、日々を穏やかに過ごせますように。

 

ナギズム給湯室は、今回をもって閉室することになりました。
これまでたくさんのご投稿をいただき、また、毎回のご愛読、ありがとうございました。

寒くなってきました。
悩みが尽きない…そんな時、そのモヤモヤを一旦横に置き、あたたかいお茶をお茶をいれて、一口ずつ飲みながら、ゆっくり心に聞きながら過ごしてみる。そんなティータイムを作ってみてもいいかもしれません。

そのお悩みはすぐに解決することばかりではないかもしれません。それでも、お茶をしている時、少しでも安心を感じられますように。

 

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心理カウンセリング

ABOUTこの記事をかいた人

しき

心理カウンセリングオフィスリベレスタ事務局&ナギズムライター。カルチャー系「無意識ワームホール」グルメ系「ハッピーブルーラインライフ」思春期の亡霊。石や貝がらなど自然のものが大好き。愛称はしきたん。Twitter: @nagism_