◇心に聞く

◯このページではNagismの記事に出てくる、ベースとなっている考え方をご紹介していきます。

「心に聞く」とは「自分を生きたい!」「自由に生きたい!」そんな現代人に送る、”心の声をきく”スキルのこと。
心理カウンセラー大嶋信頼氏が提唱する、催眠療法を応用して自分の心の声を誰でも簡単に聞ける心理学メソッドです。

心に聞く習慣をつけることで「自分軸」が整えられ、自分のやりたいことがわかる!できる!正解のわからない現代だからこそ、大切なスキルです。
 

「心に聞く」のやり方

「心に聞く」は、とても簡単に心の声を聞く方法です。

そのやり方はたった2つのポイントを押さえて自問自答するだけ!
  1. 自問の頭に「心よ!」というタグをつける
  2. 心が応えない時は「邪魔」を排除する

この2つのポイントをわかってしまえば、特殊なスキルも必要なくどんな方でもご自分で心の声が聞けるようになります。

では2つのポイントについてそれぞれ説明していきます。

1、「心よ!」という問いかけ

「心に聞く」はもともと「現代催眠療法」の文脈から生まれました。

催眠療法は、人を変性意識という特殊な意識状態に誘導して、無意識の返事を聞くことで症状を治療するアプローチです。
催眠状態での、体の反応(指がピクッと動く等)や浮かんでくるイメージなどを、無意識からの返事(心の声)として扱い、それを意識に反映させることで意識と無意識を統合していきます。

ところが、この催眠療法を使っていた「心に聞く」の生みの親(大嶋信頼先生)は「『無意識』という言葉を聞いただけで人は変性意識になる」という学会発表を聞いて「わざわざ誘導の手順を踏み変性意識に導かなくても、無意識の声が聞けるのでは?」と考えたのです。

そして実際に自身やクライアントさん達と試してみたところ「心よ!」という言葉を使うだけで人は無意識にアクセスできるのかもしれないということがわかったのです。

つまり、「心に聞く」メソッドでの「心の声」は、催眠療法での「無意識の声」と同じです。(スピリチュアルなものとは別の概念になります。)

無意識は意識していなくても私たちを助けてくれている力のことで、例えば睡眠中の呼吸や心臓の動きなど「意識」がない状態でも常に私たちを生かそうとしてくれる力と思ってください。

現代文明=意識信仰(マクロの話)

無意識の反対にあるのは「意識」。私たちが普段、覚醒している時の意識状態です。

現代文明は「意識至上主義!」とでもいうように、無意識的なもの(自然、身体、生老病死など)を屈服させ克服することで発展してきた文明と言えるでしょう。

その中で発展した医療などの様々なテクノロジーを私たちは享受し、豊かに暮らしています。しかし弊害もありました。

それは人間の「意識で全てをコントロールできる」と言う万能感です。
現実にはコントロールできない諸問題がたくさん起こるにも関わらず、それに対しての対処法が「考えて」「努力して」「克服して」「コントロールして」と言う方向性に極端に傾いているのかもしれません。

しかし実際には、受験の日に天候が大荒れになることもあるし、大事な会議の日に熱が出ることだってあるし、病気にはなるし、赤ちゃんは泣きわめくし、老人は動けなくなるし、と無意識は私たちを困らせてきます。

この無意識への適切な対処法がわからない!というのが私たちの問題の根本です。

「無意識は」は敵か?味方か?(ミクロの話)

これまでの対処法は「無意識は私たちを困らせてくる怖いものであって敵として、無意識をコントロールしよう」とすることでした。

これは、社会(マクロ)でもそうだし、個人(ミクロ)でも同じです。

心理学でも同じで、長い間「無意識」は私たちを邪魔する困った存在だと思われていたんですね。
(例:例えば赤面症。意識では「治したい」と思っていても、勝手に顔が赤くなる。コントロールできない=無意識が邪魔をしている!という考え方)

しかし、最近は見方を変える流れもあります。

無意識の力を借りると状況がよくなる

現代催眠療法では、「無意識って実は敵じゃなくて、その人を守るために症状を出しているのでは?」と考えてみたんです。
「無意識には実は深い意図があって意識では困ったことになる症状にも何かメッセージが隠されているのでは?」そして「そのメッセージを読み解いて、無意識と意識が手と手をとりあえば、症状が出る必要がなくなり、治ってしまうのでは?」というアプローチです。

これが症状によっては、なかなか効果を出すことがわかってきました。
もしかして、私たちはうまく無意識の力を借りる方法を知らなかっただけなのかもしれません。

今起こっている社会の困りごとも、個人の困りごとも、無意識の力を借りることを忘れてしまっていることから起こっているのでは?という可能性が考えられるのです。

意識に傾きすぎてしまったバランスを、もう少し無意識に傾けてみることが大切であることが臨床の現場からも明らかになってきています。

心の声ってどんな声?

心の声は、人によっては少し懐かしい感じもする、優しい言葉です。

本当に苦しい時、死んでしまいたいと思うような時、必ず心の声を私たちは聞いてきたからです。

心の声を聞きたいときは、「心よ!私を助けてくれますか?」といつでも問いかけてみてください。

声に出しても、出さなくても構いません。目は閉じても、閉じなくても大丈夫です。自分の内側にただ問いかければいいだけです。

心に聞くことが習慣になっていると、外出先や人と会話していても、心に聞くことができるようになってきます。まあ最初は落ち着いて、ゆっくりした気持ちで取り組むのがおすすめです。

自問自答と同じく答えも「思考」でやってきます

例えば「今日の夕ご飯何にしようかな?」と自問をすることがありますね。

その時に「うーん昨日はコンビニ弁当だったから今日は健康的なものが食べたいな。そういえば冷蔵庫に豆腐があったような…」とか「答え」が返ってきますよね。

心の声もそれと同じような形で、答えが返ってきます。

ぜひ「心よ!私を助けてくれますか?」と、問いかけて日常生活に生かしてみてください。

 

重たい悩みが軽くなる?「心に聞く」を使った心理カウンセリングって?

「心に聞く」のストーリー連載「かなちゃんの、自分の気持ちがわからない」

「心に聞く」はFAP療法開発者の大嶋信頼先生のメソッドです。様々な書籍が発売されていますが、「心に聞く」についてはこちらの本がおすすめです。
『リミットレス! あなたを縛るリミッターを外す簡単なワーク』(大嶋信頼著・飛鳥新社)